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「薬飲むの、やめちゃおうかな?」

Q中学時代からの女友だちが1か月ほど前にうつ病の診断を受け、勤めを休んで療養しています。

ずっと忙しそうに働いていたのでいい休養になっていると思いますが、久しぶりにメールを送っても返信がなく、ちょっと心配になったわたしは、友だちの家に電話をかけてみました。電話にでたお母さんにお話を聞くことができましたが、1日のほとんどは寝てすごしているのだそうです。

処方されたお薬をちゃんと飲み、休みたいだけ休ませてあげることがいまは大切なのかもしれません。ただ、お母さんから友だちのようすを聞くかぎり、彼女の状態はクリニックを受診する前とほとんどかわっていないように思えます。むしろ寝ている時間が長くなり、いつになったら以前の彼女に戻ってくれるのか心配です。

電話でお母さんと話したあとになってから彼女からこんなメールが届きました。

「薬を飲みはじめてしばらくは、吐き気がするし頭も痛い、おなかも下痢気味だったの。最近は少しおさまった。ただ症状はあまり変わらないの。薬飲むの、やめちゃおうかな?」

わたしはどんな返事をメールしてあげればいいのでしょうか?


Aうつ病の治療に用いられる「抗うつ薬」にもやはりほかのお薬と同じく副作用があります。お薬の種類や患者さんご自身の体質などによって副作用のあらわれ方は異なってきますが、「抗うつ薬」では一般的に眠気や吐き気、下痢や便秘といった症状を呈します。また、「抗うつ薬」はその本来の効果があらわれるまでに2週間から4週間ほどの時間を要し、むしろ副作用のほうが先に生じる患者さんもいらっしゃいます。本来の効果があらわれはじめる時間や服薬にともなう副作用は、患者さんの身体がお薬に馴染みつつある経過なのだとお考えください。

「抗うつ薬」ばかりではなく、あらゆるお薬についていえることですが、医師の判断によらない服薬の中止はけっしておすすめできません。

もしもお友だちにメールの返事をお送りになるのであれば、ご本人のつらい気持ちを十分にくみ取ったうえ、「身体の不調も主治医の先生に相談してみたほうがいいよ」と伝えてあげてください。お友だちの症状によっては、お薬の量や種類を見直してもらえるかもしれません。

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